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新産業創出事業 宮崎大2件の研究採択

《宮崎日日新聞 2003年10月10日》
財団法人九州産業技術センター(福岡市)の「産学連携戦略・次世代産業創出事業」に、宮崎大学工学部の研究者が手掛けているテーマが二件九日までに採択された。
研究者は川末紀功仁助教授(機械システム工学)と中村成夫助教授(分析化学)。
日本自転車振興会の補助事業で、本年度は九州三十九の応募の中から十件が選ばれた。委託費は二百十万円。
川末助教授らの研究グループは、高速移動の物体を追って形状を計測する装置を開発している。
日本機械学会奨励賞を受賞し、特許取得しているビデオ画像の三次元計測装置がベース。
ビデオカメラの前に合わせ鏡を設置。合わせ鏡を高速回転(最大一秒間に六十回転)させると、画像に円形のバイアス(偏り)が加わる。円軌跡の位置と大きさで三次元の位置を計測する。
これに物体を追う装置を組み合わせる。受信器が受ける超音波によって方向をリアルタイムで計測するシステムだ。
西日本流体技研(長崎県小佐々町)との共同研究。泳ぐ魚の計測など水産業のほか、手話の認識に応用でき、福祉、医療分野でも期待される。
来年度までに経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業に申請する考え。
一方、中村助教授はキトサン食品工業(都城市、前田ヒサ子社長)などと共同で「分子鋳型によるキトサンの高機能化と金属選択的吸着剤への応用」について研究している。
カニやエビなどの殻から取れる成分・キトサンを分子鋳型法という方法を使って機能化、金属イオンを吸着できる材料に変換するのが目的。
キトサンの活用を研究する「ゼロミッションプロセス開発研究会」のメンバーでもある中村助教授は「これを足掛かりにバイオマスを利用した事業に発展すれば」と話している。

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